佐々木理論…地震のエネルギー(モノポール流量)は、太陽から地球に供給される磁気量である。太陽からの電磁波は地球の両極から取り込まれる。その磁気量が地震のエネルギーとなる。トリガーは機械的なもの(天体の引力・気圧変化)と、量的なもの(太陽から大量に供給されるモノポール流量)である。

シャク暦

2010年(地球の暦)シャク暦

はじめに
佐々木洋治 NPO法人
日本地震予知協会代表

2010年 地球と水の暦

 昨年も、本格的な太陽黒点の上昇を見ずして2010年を迎えた。今年も太陽の動向に十分な注視が必要です。

 「水がどうして生まれているのか?」人類は、この問いに答えを見い出せずにいる。雲を見ていると、雲が太陽からの電磁波で生成さえている事が理解出来てくる。雲が生まれ、雨が降り、水が出来る。すなわち、太陽からの電磁波が水を生むという事になる。

 低気圧が発達して、台風・サイクロン・ハリケーンとなるが、これらの地球ダイナミズムは、太陽からの電磁波の量に比例して強弱が出来る。近年、この地球ダイナミズムが巨大化している事は、太陽からの電磁波の量が多くなっているという結論に導かれる。

 多くの人々は、雲が生成されるのは、水蒸気をたくさん含んだ空気が熱せられて上昇し、微小なチリを核にして水滴(雲粒)が作られ、雲になり、雨になると考えている。

 しかし、雨もまた元を辿れば、太陽からの電磁波(モノポール量)により、生まれているのです。この事に是非、気付いて頂きたいのです。

 この『シャク暦』は、-地球の暦-であるが、それは-水の暦-とも言えるのです。地球上の様々な異変を考えるにあたり、この-水の暦-『シャク暦』を参考にして頂ける事を願っております。

■シャク暦とは

 長いあいだ雲を観測していて、その雲の発生の仕方にルールがあるのに気付いた。そして、そのルールは太古からある自然現象のルールであることに気がついたのです。言葉は変わらないものである。太古から呼び慣れてきた言葉こそ真実として存在するのです。その言葉のなかで「シャク」という言葉は基本的な言葉であるのです。

 シャクから派生した言葉には、咲く、酒、さくる、シャックリ、裂くなどのことばがある。いずれも共通する概念は、内なるものから外へという現象を示している。そしてこの言葉の原形は雲の形態として現れるシャクの現象である。すなわち扇状に発生する雲の現象である。この現象の典型的に出現する場所が古代より聖地となっている。
タテシナ山付近は古諏訪信仰のあるところである。そしてその御神体がミシャグチと呼ばれる神である。このミシャグチこそがモノポールで、シャクを形成する究極の粒子であるのです。

   地球上に存在する物は究極の粒子から成り立っている。それはアインシュタインの言う究極の素粒子のことである。地球のできたあと、生きとし生ける者達は本当にこの究極の素粒子で成り立っているのだろうか。現代の物理学者達はその素粒子を探し続けている。筑波にある「KEKB」もその研究の一敷設である。

 シャクという電磁放射の現象には現代の物理学者達は誰も手を付けていない。誰も手を付けていないから、このシャクの現象を観測し続ける私にとっては、この分野では独壇場である。かつて、アインシュタインは「究極の素粒子は日本で発見されるだろう」と言った。私はこの素粒子は単子として発見されると思っていた。でもシャクを観測していると、電磁波は連続的、かつ量的に太陽からやってきて、シャクの現象になると気づいたとき、シャクはモノポール量の現象であると知った。すなわち究極の素粒子は単体ではなく量として存在するのだ。

 そしてこの究極の粒子、モノポールの性質は、雲をつくり、低気圧になり、台風になり、風や雷となり、やがて水に溶けて、万物の生命の素となるのです。
ミシャグチ、すなわちモノポールがシャクとして出現すると、その流量に呼応して、自然界のダイナミズムが発生するのです。

 モノポール流量によって、自然界のダイナミズム、(地震・噴火や台風・ハリケーン・サイクロン・トルネード・雷)が発生するのです。そしてその勢いはモノポール流量に比例して規模が決まってくる。また、人々の体調を左右する。植物の成育も左右される。動物の行動にも影響を与える。

 これ等の現象を読み取るには、自然界にどのようにモノポールが発生するかを知れば良いのです。シャク発生のルールがあると言ったが、シャク暦はこのルールを示したものです。突発的な磁気嵐は、まだ予測できないが、九分通りのルールはこのシャク暦に含まれています。それ等のルールを踏まえて、行動することは人々の知恵ある行動かと思います。
 この暦を農業に、日々の生活に、そして健康に役立ててほしいと願っています。

◇シャク暦情報の理論◇

この地震情報は、地震体積説に拠っております。
地震体積説は、従来の弾性反発論や、
活断層論とは異なった理論です。
当協会の佐々木理論に拠る地震情報は、
地震のエネルギーは
太陽から供給される磁気量であるとしています。

シャク暦

2010年

・各月のシャク発生予想
・日々の太陽環境は宇宙天気を参照しましょう
(太陽フレアやそれに伴う
CME(コロナ質量放出)に
よってもモノポール流量が増えてきます。)

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

年明け早々、1日・2日と彗星近日点が続きます。機械的なトリガーも、1日の満月、2日のMN、3日のENと続き、特異日期間と重なるのでビックトリガーとなります。それ故、正月3ヵ日は、地震・噴火・気象変化が激しくなります。15日の金環日食(アフリカ、インド、中国方面)帯には、地球ダイナミズムがみられるでしょう。月末30日の満月に続き彗星が近日点になります。

<地球ダイナミズム>

1月は、4個の彗星近日点付近に気象変化が現われるでしょう。アメリカは、トルネードと山火事に警戒です。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆太陽黒点の増加が、みられてくると、生命のエネルギーも満ちてくるでしょう。 ★突然の気象変化が発生します。冬山登山には厳重な警戒が必要です。車のスリップにも十分注意しましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

2月は、今年最多の彗星近日点です。太陽からのモノポール流量が多くなるので、大雪・大雨にみまわれるでしょう。2月いっぱい特異日が続きます。13日のMFは、月が本年最遠のMFです。翌14日は新月なので、この辺りは強いトリガー日となります。

<地球ダイナミズム>

あらゆる地球ダイナミズムの発生があるでしょう。台風級の低気圧や巨大竜巻など、スケールの大きな気象や地象(地震・噴火など)が現われるでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆彗星近日点が多いと寒波になる。寒波の年は生命の勢いが強くなり、大地や海からの恩恵が豊かな年になる。 ★気象変化による交通事故が増大してくる。冬のレジャーにも注意。特異日の連続で、人間関係のトラブルや事件も多発してくるでしょう

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

3月は、前半と後半が特異日期間になる。前半は寒波、後半は大雨となり、春の訪れは早い。

<地球ダイナミズム>

彗星近日点は6個で、2月に次いで多い。地球ダイナミズムも、月の前半と後半に活発になります。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆厳しい寒さから、後半は一転して暖かくなり、生命が輝きはじめる。 ★受験に失敗しても大丈夫。大学を卒業しても就職先のないご時世です。大切な事は、社会の価値観に頼らず、自分の人生を生き抜く才能です。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

4月は、後半に3個の彗星が近日点です。『春に三日の晴なし』と諺にあるが、後半19日から始まる特異日期間の気象変化は激しくなるでしょう。5月は、月始めの1日・4日と彗星近日点なので、まさに特異日まっ只中のゴールデンウイークとなります。

<地球ダイナミズム>

4月後半は、大きな地球ダイナミズムの発生がみられるでしょう。26日の彗星近日点は、大潮と重なってきます。25日から月末迄は、特に注意が必要です。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆4月の前半は穏やかで、満開の桜が楽しめるでしょう。 ★19日からゴールデンウイークにかけての、気象変化による災害発生に注意しましょう。火災の発生にも注意です。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

ゴールデンウイークは、気象変化が激しくなるので、十分な備えをし、行楽しましょう。月末28日の満月、29日・30日と続く彗星近日点付近で、台風の発生がみられるでしょう。

<地球ダイナミズム>

アメリカの5月の嵐(メイストーム)は、後半の特異日期間に、ハリケーン・トルネードの発生が顕著でしょう。山火事も、あちこちに発生してきます。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆『目に青葉 山ほととぎす 初かつお』の5月です。百花繚乱の季節です。人間にも活力が満ち溢れてきます。 ★山菜とりのシーズンです。欲に引かれて道に迷わないように。特異日期間は、人間の判断を狂わせます。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

6月は前半に降雨があり、中半以降は空梅雨となるでしょう。21日の夏至から、大潮の24日・25日、満月の26日付近は、地震・噴火の発生が活発になるでしょう。この頃、太陽黒点の上昇がみられていれば警戒すべき日々となります。

<地球ダイナミズム>

前半に台風の発生や集中豪雨がみられるでしょう。中盤からは比較的うちわとなるでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆6月の梅雨は、比較的、明かるい空梅雨です。太陽光で稲の成育もよく、豊作が予想されます。 ★失敗の環境も、ゆるやかで心落ちつく日々となるでしょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

12日の皆既日食付近まで厳重警戒期間です。2日・3日・5日が彗星近日点で、6日はEF(地球が遠日点を通過)です。過去においても、この付近には大きな地震・噴火が起きています。太陽黒点が上昇していれば、噴火はストレートに現われてきます。又、17日からの特異日期間もあなどれません。

<地球ダイナミズム>

雷や台風、ハリケーン、サイクロン、トルネードの発生が頻繁になるでしょう。穂ばらみに雷は必要です。稲妻という字のゆえんです。雷の多い群馬県には平成7年頃に小学生が、お米に「ゴロピカリ」と名づけました。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆7月は太陽の月です。太陽からの光が一年で一番多く供給される月です。人間の気力も充実する月です。 ★台風、集中豪雨に伴う2次災害には、十分な備えをしておきましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

6日と14日の彗星近日点付近には、台風が発生してくるでしょう。満月や新月の頃には、発生している台風が発達します。

<地球ダイナミズム>

月の前半に集中するでしょう。アメリカではトルネードやハリケーン、アジアではサイクロンや台風の発生が顕著です。ヨーロッパでは熱波の発生に注意。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆エネルギッシュな活動のピークも今月で終わり、大人達は、夏の疲れが出てきます。しっかり栄養をとり体調を整えましょう。 ★太陽の光の中で、子供達がはしゃぐ季節です。水の事故が多くなります。突発的な川の増水の危険を大人は知らせてあげましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

二百十日は、立春から数えて210日目で、9月1日頃を指すが、昔から台風がやってくる日とされ、9月は災害の多い月となっている。今年は前半の3日と9日が彗星近日点なので前半に気象変化が激しくなります。月末の29日には2つの彗星が近日点となり、勢いのある特異日期間が始まります。

<地球ダイナミズム>

21日からの大潮は、MFや秋分と重なり、大きな地球ダイナミズムを体験する事になるでしょう。9月の大潮は一年のうちで最も大きな大潮です。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆彗星近日点の付近では、ウイルスが活発になり、食中毒が発生しやすい環境になります。 ★アメリカでは、山火事が多発してくるでしょう。秋分の頃はハイテク機器のトラブルが目立ってきます。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

中頃は特異日はありません。突発的な太陽活動がなければ、秋晴れが続き、体育の日も爽やかな1日でしょう。下旬の2つの彗星近日点から11月6日の新月の頃迄は荒天となるでしょう。

<地球ダイナミズム>

中旬の地球ダイナミズムは穏やかに推移するでしょう。28日から始まる特異日期間に、太陽フレアが発生したり、南向きの磁場が長時間続けば、大きめな噴火や地震になるでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆収穫量が多く、実りの秋になりますが、同じ地球上で、気象変化による大干ばつにより、飢餓に苦しむアフリカ大陸の人達にも思いを寄せましょう。 ★行楽シーズンです。下旬から特異日となるので体調管理に気をつけましょう。持病が辛くなるのも特異日期間です。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

14日の彗星近日点付近に初雪がみられるかもしれません。11月の彗星近日点は、1個だけなので穏やかに推移するでしょう。小春日よりを楽しみましょう。

<地球ダイナミズム>

地球ダイナミズムは、突発的な太陽フレアが発生したり、南北磁場の南向きが長時間続いたりしなければ、おおむね静かでしょう。中旬に少し活発化があるくらいでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆太陽黒点の増加により、地球全体の生命力が活発化してきます。太陽活動を表わす黒点数は、約11年周期で増減を繰り返します。この周期でゆくと、2012年には太陽活動の極大期を迎えることになります。 ★失敗の環境は、ゆるやかで気象変化のメリハリも少ないでしょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

月始めから、気象変化もなく穏やかな師走となるでしょう。大晦日の付近で気象変化があり、荒天になるので年末年始の冬山登山には、十分な警戒をしましょう。

<地球ダイナミズム>

今月も11月に引き続き穏やかでしょう。21日の満月付近に、大雪や寒波がみられるでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆年ごとに世界の平均気温と水環境が激変している。そこへ太陽活動がどのように影響しているのかを知る事が重要である。 ★今までの調和が崩れ、人々は経験のない事態の判断に迫られている。答えが出ないまま、人類は出口のないゲートに立ちすくんでいる。
  • 満月

  • 新月

  • 上弦

  • 下弦

  • 月の最遠日

  • 月の最接近日

  • 地球遠日点

  • 地球近日点

  • 彗星近日点

  • モノポール放出量の目安

  • 特異日期間

  • (トリガー日)地球ダイナミズム活発

  • 強引力日

モノポール・・・磁気の単極子を言う
特異日期間・・・
彗星が太陽に近づく日(近日点)頃から、太陽コロナから吹き出す磁気量が増してくる期間
ビッグトリガー・・・特異日期間に大潮が入ってくる時

● ポイント概念・・・地震とは一回性の現象ではなく連続性の現象である。

特異日

特異日は通常平穏な日の状況と違い、自然界においては荒天、大風、竜巻、台風の発生。地震、噴火などの天変地異の発生する日を意味する。また人間社会においても、様々な事故発生、体調不良など多発する日をいう。その発生の原因は太陽から地球にモノポール量が供給されることで発生する。このような日は通常平穏な日と違ってきわめて特異な日である。それ故、このような現象が発生する日を特異日と命名した。

生命の環境/失敗の環境

モノポールは、あらゆる物質や生命体に深くかかわっている。その性質は豊かな恵みを、もたらす‘生命の環境’と共に人間社会に‘失敗の環境’をも与える。あらゆるものを活性化させるモノポール。自然現象など、どうにも変えられないものはともかく、プラス・マイナス共に増幅される特異日を、プラス思考でよい特異日にしたいものです。

広がっていくシャク

天然の加速器“タテシナ”から

広がっていくシャク

地球ダイナミズム

地球に気象の変動、台風、ハリケーン、サイクロン、トルネード、さらに噴火、地震の起きる現象を地球ダイナミズムと呼ぶ。この地球ダイナミズムは太陽がモノポール量を供給する時に発生する。とりわけ、このモノポール量が多量なとき地球ダイナミズムはより活発になる。この地球ダイナミズムは特異日期間に発生する。

参考文献
天文年鑑・理科年表

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