佐々木理論…地震のエネルギー(モノポール流量)は、太陽から地球に供給される磁気量である。太陽からの電磁波は地球の両極から取り込まれる。その磁気量が地震のエネルギーとなる。トリガーは機械的なもの(天体の引力・気圧変化)と、量的なもの(太陽から大量に供給されるモノポール流量)である。

シャク暦

2012年(地球の暦)シャク暦

はじめに
佐々木洋治 NPO法人
日本地震予知協会代表

2012年 水はどこから生まれるのか

 今年、近日点になる周期彗星は51個です。1月は9個で最多月です。2月も1月に次いで多い7個の周期彗星が近日点になります。それにより、1月・2月は連続して太陽から供給される磁気量が増え、地球のモノポール流量も増えてきます。

 「水はどこから生まれてくるのか」… それは、太陽から日々供給されている磁気量(モノポール流量)から生まれるのです。…

1月・2月は荒天、大雪となるでしょう。地球は大きな観測の場です。1月・2月の空の様子、気象・地象に注視してみましょう。

太陽からの磁気量(モノポール流量)により、地球は豊かな水を自ら生産し、生命を育む惑星として、青く美しく輝いているのです。

■シャク暦とは

 長いあいだ雲を観測していて、その雲の発生の仕方にルールがあるのに気付いた。そして、そのルールは太古からある自然現象のルールであることに気がついたのです。言葉は変わらないものである。太古から呼び慣れてきた言葉こそ真実として存在するのです。その言葉のなかで「シャク」という言葉は基本的な言葉であるのです。

 シャクから派生した言葉には、咲く、酒、さくる、シャックリ、裂くなどのことばがある。いずれも共通する概念は、内なるものから外へという現象を示している。そしてこの言葉の原形は雲の形態として現れるシャクの現象である。すなわち扇状に発生する雲の現象である。この現象の典型的に出現する場所が古代より聖地となっている。
タテシナ山付近は古諏訪信仰のあるところである。そしてその御神体がミシャグチと呼ばれる神である。このミシャグチこそがモノポールで、シャクを形成する究極の粒子であるのです。

   地球上に存在する物は究極の粒子から成り立っている。それはアインシュタインの言う究極の素粒子のことである。地球のできたあと、生きとし生ける者達は本当にこの究極の素粒子で成り立っているのだろうか。現代の物理学者達はその素粒子を探し続けている。筑波にある「KEKB」もその研究の一敷設である。

 シャクという電磁放射の現象には現代の物理学者達は誰も手を付けていない。誰も手を付けていないから、このシャクの現象を観測し続ける私にとっては、この分野では独壇場である。かつて、アインシュタインは「究極の素粒子は日本で発見されるだろう」と言った。私はこの素粒子は単子として発見されると思っていた。でもシャクを観測していると、電磁波は連続的、かつ量的に太陽からやってきて、シャクの現象になると気づいたとき、シャクはモノポール量の現象であると知った。すなわち究極の素粒子は単体ではなく量として存在するのだ。

 そしてこの究極の粒子、モノポールの性質は、雲をつくり、低気圧になり、台風になり、風や雷となり、やがて水に溶けて、万物の生命の素となるのです。
ミシャグチ、すなわちモノポールがシャクとして出現すると、その流量に呼応して、自然界のダイナミズムが発生するのです。

 モノポール流量によって、自然界のダイナミズム、(地震・噴火や台風・ハリケーン・サイクロン・トルネード・雷)が発生するのです。そしてその勢いはモノポール流量に比例して規模が決まってくる。また、人々の体調を左右する。植物の成育も左右される。動物の行動にも影響を与える。

 これ等の現象を読み取るには、自然界にどのようにモノポールが発生するかを知れば良いのです。シャク発生のルールがあると言ったが、シャク暦はこのルールを示したものです。突発的な磁気嵐は、まだ予測できないが、九分通りのルールはこのシャク暦に含まれています。それ等のルールを踏まえて、行動することは人々の知恵ある行動かと思います。
 この暦を農業に、日々の生活に、そして健康に役立ててほしいと願っています。

◇シャク暦情報の理論◇

この地震情報は、地震体積説に拠っております。
地震体積説は、従来の弾性反発論や、
活断層論とは異なった理論です。
当協会の佐々木理論に拠る地震情報は、
地震のエネルギーは
太陽から供給される磁気量であるとしています。

シャク暦

2012年

・各月のシャク発生予想
・日々の太陽環境は宇宙天気を参照しましょう
(太陽フレアやそれに伴う
CME(コロナ質量放出)に
よってもモノポール流量が増えてきます。)

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

1月の彗星近日点は9個と、今年の最多月です。26日迄すっぽり特異日期間に覆われ、特に中頃は大雪、寒波が激しさを増し荒天となるでしょう。5日のEN(地球近日点)付近は過去に大きな地震が起きています。

<地球ダイナミズム>

南半球では、大雨や洪水が広く現われ、中国では寒波、アメリカでは竜巻が多発するでしょう。新月や満月の大潮付近には、低気圧がより一層発達してきます。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆多量にモノポールが供給される月です。インフルエンザウイルスも活発化してきます。 ★冬山登山、ウインタースポーツなど、自然とかかわる時には、いつもより十分な備えをしましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

彗星近日点が前半に5個、月末に2個と1月に次いで多い月です。大潮と重なる特異日期間は、地震・噴火の発生に注意しましょう。1月に大きな地震エネルギー開放がない時には、2月の満月付近に目立った地震が起きるでしょう。

<地球ダイナミズム>

1月に続き、気象は荒れるでしょう。大雪や吹雪の間に、青空になった時は、地震発生になります。1月同様に、地球ダイナミズムが猛威を奮う月です。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆1月、2月と多量のモノポールが供給されてくると、社会も混乱します。ハイテク機器のトラブル、交通機関のトラブルなど…冷静に対処しましょう。 ★日本海側では、太陽の日差しが少なくなり、気分がふさぎがちになります。自分らしい解消法を見つけましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

3月は、11日までが特異日期間で、中頃から春らしい陽気が始まるでしょう。5日からの特異日には、大潮とMN(月が最近)が入り、この付近で少し寒のもどりがあるでしょう。中旬からは、安定した気象です。雲も静かなフォームが多く見られます。

<地球ダイナミズム>

1月2月の激しい地球ダイナミズムから、ようやく開放されホッと一息という所でしょうか。こんな月でも突発的な大きな太陽フレアやこれに伴うCME(太陽のコロナ質量放出)、太陽風の南向き磁場が長く続いた時は、地球ダイナミズムが活発なります。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆3月6日は啓蟄、寒さもやわらぎ土中の生命も目覚めてきます。人々の暮らしも忙しくなってきます。 ★世界規模で、資本主義経済がほころび始め、収拾がつかない。商品を生産し続け、地球をゴミの惑星としない為には新しい価値観がどうしても必要だ。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

4月も彗星近日点の多い月で、月初めから半ばに集中してやってきます。注意する期間は、10日から18日頃までです。この間に春の嵐で荒天になり、激しい気象変化となります。地震・噴火もしっかりしたものが現われます。連休は入り口に天気がグズつきますが、穏やかな五月晴れに恵まれるでしょう。

<地球ダイナミズム>

月の前半、中国では雷雨、アメリカでは複数のトルネードが発生するでしょう。特異日期間の強引力日には世界にも中規模地震が増えるでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆豊かな雪解け水で農作業も始まってきます。日一日と明るさを増す陽光は、人々に再び希望を宿します。 ★10日から16日に集中して5個の彗星が近日点です。この間、新社会人になった人達は環境の変化によるストレスが強くなり体調を崩しがちになります。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

5月は、中頃に気象変化が起こってきます。大雨や突風に注意しましょう。しっかりした地震は、大潮と特異日とMF(月が最遠)の重なる18日~21日頃に発生してきます。今月の新月は金環日食です。

<地球ダイナミズム>

そろそろ、ミニ台風が出始めます。アメリカでは、中旬に大きな竜巻が発生しそうです。激しい地球ダイナミズムは中旬に発生します。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆地球のリズムを感じ取る事は、生命体の基本です。人類はコンクリートで地球を覆い、サインを遮断しつづけています。本当の英知とは何かを問うてみましょう。 ★連休明け頃に五月病になる人が多くなっているようです。中頃には特にうつが強くなるかもしれません。閉じこもらないようにしましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

季節は梅雨ですが、梅雨らしくはならないでしょう。10日、11日頃に低気圧が発達するくらいです。夏は早めにやってきます。

<地球ダイナミズム>

気象変化もゆるやかで、地球ダイナミズムも比較的おとなしくなりそうです。太陽フレアが頻発した時には注意しましょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆食中毒の発生は、例年より少な目でしょう。 ★持病のある人は、月の中頃に悪化してきます。ケアレスミスも中旬に多くなります。規則正しい生活習慣を心がけてみましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

特異日期間も強引力期間も、バランスよく並んでいます。5日は、EFで地球が太陽から一番遠くなる日です。振り子運動により、しっかりした地震が起こりやすくなります。積乱雲が発達し局地的に雷を伴った局地的豪雨が頻発してきます。

<地球ダイナミズム>

地球ダイナミズムは、息をつかせずやってきます。大型の台風も猛威を奮うでしょう。アジアでは大洪水や土砂崩れ、アフリカ大陸では熱波や干ばつが広がってきます。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆夏のピーク月です。陽光も一年で一番強く活気に溢れる季節です。子供達は水の事故に気をつけましょう。 ★大雨、川の氾濫、土砂崩れが多発するシーズンです。経験を生かし備えましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

本格的な台風シーズンです。今年の二百十日は、8月31日で満月と重なります。16日からの大潮付近には低気圧が発達してきます。中旬後半には巨大台風の発生がありそうです。お盆すぎも猛暑日が続くでしょう。

<地球ダイナミズム>

地球ダイナミズムは、13日の特異日から目立ってくるでしょう。アメリカではハリケーンが巨大化してきます。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆後半は夏の疲れが出て来ます。熱中症対策を十分にしましょう。 ★食中毒、山火事、水の事故は、特異日期間に増えてきます。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

9月は昔から災害のある月とされています。地球潮汐が最大になるのもこの月です。前半は比較的穏やかですが、12日からは激しい気象変化が現われてきます。二次災害を伴うような台風の発生もあるでしょう。

<地球ダイナミズム>

目立った地震、噴火は、12日から現われてきます。地球潮汐が大きな月です。新月や満月の大潮付近で地球ダイナミズムも活発になります。台風、トルネード、サイクロン、ハリケーンが目立ってくるでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆お米の収穫期に入ります。穂ばらみ期に稲妻が多い年は、豊作になります。様々な大地の恵み、収穫祭を楽しみましょう。 ★中旬からの天災で疲れてきます。冷静に行動しましょう。コンピュータの誤作動も中旬に増えてくるでしょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

9月下旬の2個の彗星近日点の影響を受けて10月に入ります。7日・8日・9日は、突風や地震・噴火に注意しましょう。8日の体育の日はスッキリとした秋晴れとはゆかないようです。

<地球ダイナミズム>

地球ダイナミズムの山は、上旬と19日からの特異日期間です。世界的に様々な地球ダイナミズムが現われ、空の便、陸の便と混乱するでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆下旬は、爽やかな秋晴れで心もホッとするでしょう。自然の中で楽しめそうです。 ★8日の体育の日は、彗星近日点に挟まれた下弦です。失敗の環境が厳しいので怪我をしないように頑張りましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

今月は、彗星近日点が無い月です。地象・気象の緊張も緩和され平穏な月となり、小春日よりが楽しめそうです。注意日は、12日からの大潮と26日からの大潮期間で、いずれもMN(月が最近)とMF(月が最遠)が入っています。

<地球ダイナミズム>

世界的に地球ダイナミズムも小さな波となりますが、トリガー日には、少し大きな変化があるでしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆トラブルや持病も、あまり表に出てこない月になります。年末を間近かに体調を整えておきましょう。 ★特異日期間の無い月でも、太陽フレアや南向きの磁場が長時間続いた時は、要注意です。地球天気と共に宇宙天気も把握しておきましょう。

記号説明

<特異日/地象・気象変化>

12月は、4日に2個の彗星が近日点になります。この頃平野部にも雪が降るでしょう。今月は、彗星近日点のリズムが強くなります。11日~13日、17日と18日付近には特に地震に注意しましょう。年末は穏やかな日が続きそうです。

<地球ダイナミズム>

前半には、寒波が顔をのぞかせるでしょう。東南アジアでは大洪水が発生するかもしれません。月の中頃までは、地球ダイナミズムは活発でしょう。

<☆生命の環境/★失敗の環境>

☆年末は穏やかな環境となりそうです。段取り良く新年の準備をしましょう。 ★連なる特異日期間中はインフルエンザウイルスも活発化します。体調に気をつけましょう。
  • 満月

  • 新月

  • 上弦

  • 下弦

  • 月の最遠日

  • 月の最接近日

  • 地球遠日点

  • 地球近日点

  • 彗星近日点

  • モノポール放出量の目安

  • 特異日期間

  • (トリガー日)地球ダイナミズム活発

  • 強引力日

モノポール・・・磁気の単極子を言う
特異日期間・・・
彗星が太陽に近づく日(近日点)頃から、太陽コロナから吹き出す磁気量が増してくる期間
ビッグトリガー・・・特異日期間に大潮が入ってくる時

● ポイント概念・・・地震とは一回性の現象ではなく連続性の現象である。

特異日

特異日は通常平穏な日の状況と違い、自然界においては荒天、大風、竜巻、台風の発生。地震、噴火などの天変地異の発生する日を意味する。また人間社会においても、様々な事故発生、体調不良など多発する日をいう。その発生の原因は太陽から地球にモノポール量が供給されることで発生する。このような日は通常平穏な日と違ってきわめて特異な日である。それ故、このような現象が発生する日を特異日と命名した。

生命の環境/失敗の環境

モノポールは、あらゆる物質や生命体に深くかかわっている。その性質は豊かな恵みを、もたらす‘生命の環境’と共に人間社会に‘失敗の環境’をも与える。あらゆるものを活性化させるモノポール。自然現象など、どうにも変えられないものはともかく、プラス・マイナス共に増幅される特異日を、プラス思考でよい特異日にしたいものです。

広がっていくシャク

天然の加速器“タテシナ”から

広がっていくシャク

地球ダイナミズム

地球に気象の変動、台風、ハリケーン、サイクロン、トルネード、さらに噴火、地震の起きる現象を地球ダイナミズムと呼ぶ。この地球ダイナミズムは太陽がモノポール量を供給する時に発生する。とりわけ、このモノポール量が多量なとき地球ダイナミズムはより活発になる。この地球ダイナミズムは特異日期間に発生する。

参考文献
天文年鑑・理科年表

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